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アイデアがカタチになるまで~デザインのお仕事に迫る!~

アイデアがカタチになるまで~デザインのお仕事に迫る!~

エイデックでは、テレビ番組のロゴやポスター・グッズ、そしてWebサイト、テレビのデータ放送、その他の映像など、様々なデザインを手掛けています。
今回は何もないところからデザインを生み出していく「ロゴ制作」の業務に焦点をあて、弊社のデザイナーに話を聞いてきました。
もしかすると、みなさんもどこかで目にしたことのあるデザインかもしれません。

目次
  1. ひとつのロゴができるまで…依頼から納品の流れとは?
  2. 案が詰まった必需品・デザインノートをのぞき見!
  3. 「一日中考えても浮かばないことがある」…結局、“デザイン”という仕事とは一体?

ひとつのロゴができるまで…依頼から納品の流れとは?

お話を聞いたのは、企画デザイングループのツジさん。
ツジさんは、受注後の打ち合わせから、デザイン制作~提案、時には営業までもをこなす、デザイナーの中心的な存在です。 今回実例として見せてもらったのは、NHKの番組『ルソンの壺』のロゴでした。

「依頼は、読売テレビだけでなく、各テレビ局の美術の方からいただきます。在阪テレビ局の美術の方って、すごく横のつながりがあるんですよ。以前、上司にNHKさんを紹介をしてもらい、各局の美術の方が一同に会す会議にも参加させてもらいました。そこからは読売テレビさん以外のお仕事も増えましたね」

受注の流れは、まずは各局の美術の方から電話などで依頼が来て、ツジさんが打ち合わせに訪問します。

「最初の打ち合わせには番組の制作陣=プロデューサーやディレクター、そして美術の方など4~5名が参加されます。
まずはその場で番組の概要、制作陣からは番組の意図やどんな想いで制作されるのかを中心に聞き、既に美術の方にビジョンがある場合もあるので、そのイメージをつかみます」
打ち合わせで聞いた内容をツジさんが社内のデザイナーに伝え、ロゴ案の制作に取り掛かります。

「最初のロゴ案の提出までは大体1週間ほど。
2~3名のデザイナーで最低でも3案は考えて提出するようにしています。
作っていると『こんなんもできるやん』と、デザインが派生して7~8案と多くなることもありますけどね。
まずは各デザイナーで制作に取り掛かって、提案前に各々のデザインを持ち寄って社内で打ち合わせをします」

その後、最終的な提案資料を作成し再度打ち合わせへ。
そこへもツジさんが行くことが多いそうで、
「最初の提案は一番大切なので、実際に出向いて説明をしながら提案するようにしています。
その場ですぐ決まることもあれば、もちろん、全部ボツになることもありますね。
ある程度デザインの方向性が見えたら、ご希望に近い案を社内でブラッシュアップしていき、最終的にOKをいただきます」

ロゴが決まれば、データで納品して終了。
発注を受けてから、約1か月半くらいで納品することが多いそうです。
ほかにテロップやオープニング動画の作成依頼がある場合は、ツジさんが舵をとって社内の他部署と連携し、決定したロゴを用いて制作していきます。

案が詰まった必需品・デザインノートをのぞき見!

せっかくなので、デザイン案がたくさん詰まった“デザインノート”を見せてもらいました!
このように手書きであれやこれやと案を描いてから、パソコンのソフトを使用して描いていくデザイナーが多いそう。
ノートを見ると既にデザインの特徴が表れていて、同僚であるデザイナーの顔が浮かんできます…。
「街中で参考になるようなポスターなど、記録しておきたいものがあればスマホで撮影していますね」と、ツジさん。
最近のデザイナーは、ノートもですがスマートフォンが必需品のようです。

「一日中考えても浮かばないことがある」…結局、“デザイン”という仕事とは一体?

ここまでデザイン制作の流れを簡単にお伝えしましたが、やはり一番時間がかかるのは、“ゼロからデザインを生み出すこと”だそうで、
「一日中考えてても、何も浮かんでこないこともありますよ」とツジさん。
では、一体どのようにデザインって浮かんでくるものなのでしょうか?

例えば、この例に挙げているNHKの番組『ルソンの壺』は…

「関西」業の“もうけの秘密”と“イノベーションの芽”を徹底解剖!あなたのビジネスに役立つコツが満載。すべての働く人にエールを送る番組」(番組HPより)

という内容なのですが、さすがにこれを聞いただけではデザイン案がパッと浮かんでこないような…。
そこには、今までの経験はもちろん、日頃から心がけていることがあるそうで?

「私は、電車に乗ったら必ず車内吊り(広告)を見るようにしています。
出張で東京に行くこともあるんですけど、関西の広告とは並んでいる会社も広告の内容も全然違うのでおもしろいんですよ。
あと、私は根っからのテレビっ子。
テレビを観ては番組ロゴなど自然に目で追っていることが多いですね。
依頼があると、関連するイメージなどをインターネットで検索をしてヒントを集めて、デザインをしていきます」

また、ツジさんは転職でエイデックに入社し6年目のスタッフ。
以前は紙媒体のデザインを中心に働いていたのだとか。
「テレビは紙媒体よりもカラフルで派手に作成することが多いですね。フォントに光とか影とか効果をつけたりするのは、紙媒体のときはしなかったので勉強になります。
今いるデザイナーは経歴もさまざま。
“ロゴを作る”と言っても、私はどちらかというと感覚的・視覚的に取り掛かることが多いんですけど、ブランディングをしていたデザイナーであれば、“この部分にはこういう意味を持つ日本古来の柄を模って…”とか、細かいディテールの意味を先に考えて作ったりしています。
ポップなデザインならこの人!というデザイナーもいるので、経歴がバラバラというのは強味だと思います」

最後にツジさんに、エイデックでデザイナーをしていて感じるやりがいや、大変なことを聞いてみました。
「私は打ち合わせに行くことも結構好きなんですよ。元々テレビ好きなので、まだ世に出ていない新番組の情報を知られるのは、この業界ならではだしワクワクしますね。
テレビ番組は知名度が高いので、両親やおじいちゃん・おばあちゃんに『この番組の仕事をしたよ』と言うと喜んでくれるんです。喜んでもらえるとやっていて良かったなと思いますね。
また、ロゴだけでなく番組グッズやWEBのデザインまで手掛けるので、仕事の幅も広がるし飽きることなく働けています。
大変なことは、たまに“デザインなんてすぐできるやろ”と思われることがあるんです。そうじゃないですよ、と。全然浮かばずに時間だけ過ぎていくこともよくありますからね。
あと、私はディレクションもする立場なので、ひとりでデザインを作ることよりも、まとめる業務の方が大変に感じますね。
正直、過程はずっとしんどいです(笑)。でも、話がまとまって、提案したお客様も自分も納得いくデザインを納品できた時が一番嬉しいです」
と話してくれました。

テレビ放送や、街中のポスターで見かける番組ロゴ。
「どうしてこんなロゴなの?」と考えながら番組を観ると、新たな楽しみ方ができるかもしれません。
ぜひ街に溢れるロゴにも注目してみてください!

ツジツジ
企画デザイングループ デザイナー(5年目)
特技・・・ヨガのカラスのポーズ